結局、あいつの為に・・・

なんにもしてやれなかった・・・

悔しいだろうな・・・

オレが人生を諦めて・・・

人としての大事な感情を失くしていた時期・・・

あいつはずっとオレに付き合ってくれた・・・

さみしくて・・・

震えがおさまらないオレを・・・

支えてくれた・・・

一緒にいて何かをする訳でも無い・・・

そっちのケも全く無い(笑)

ただ・・・

何も語らずとも・・・

心が落ち着いた・・・

今オレが・・・

前向きに生きていられるのは・・・

あいつのおかげだと言っても過言では無い・・・

あいつが苦しかった時期・・・

・・・ティミ吉がいてよかったぜ・・・

・・・ひとりだったらオレやばかったもんな・・・

・・・アリガトウ・・・


なんて言ってくれてたけど・・・

一番感謝しなければならないのはオレだ・・・

何かお返しをしなきゃって・・・

考えても、あいつはいない・・・

オレもあいつも、弱い人間だって事は解ってる・・・

その弱いもの同士が・・・

肩を寄せ合って生きている・・・

この広い世の中の・・・

小さい町の片隅で・・・

俺達は出会い・・・

友人として一緒に過ごしてきた・・・

恐らくオレにとって・・・

この半生・・・

一緒に過ごす時間が一番長かっただろう・・・

そんな人間を失ってしまったオレの・・・

これからの人生は・・・

どうなんだろう・・・

何か足りないって思うだろうな・・・

あいつがいればって・・・

思うだろう・・・

そして・・・

オレに何かあった時・・・

一番に駆けつけて・・・

助けてくれる事も無い・・・

オレはこれから・・・

もう少し・・・

強く生きねばならない・・・

そう・・・

思った・・・