大事な友を失い・・・

なんとも言い難い悲しみを背負った・・・

もし・・・

今の嫁と出会わずに・・・

たったひとりで生きていたら・・・

そばに居てくれなかったら・・・

なんて考えると・・・

ゾッとする・・・

支えてもらわなければ・・・

立ってられなかっただろう・・・

そうなのだ・・・

オレにはまだ・・・

大切なものがたくさんあるんだよな・・・

守らなければならない家族・・・

オレを大事にしてくれている人たち・・・

だから・・・

これから先・・・

そんな大切な人たちと一緒に生きていかなきゃ・・・

あいつの事は・・・

これからも忘れられる事では無いし・・・

あいつが大事にしてたものは、オレも大事にして行く・・・

しかしながら・・・

これから歩んでいく人生の中で又・・・

悲しい出来事やつらい出来事が起こるかもしれない・・・

つらくてつらくて・・・

悲しくて悲しくて・・・

立ち上がる事さえ出来なくなるかもしれない・・・

そんな時も・・・

絶対に・・・

自ら死を選ぶ事は・・・

決して許されない・・・

・・・オレが死んでもたかがしれてるだろう・・・

なんて・・・

思った事もあったけど・・・

それは大きな間違いだって・・・

オレは気付かされた・・・

絶対に悲しむ人がいるという事を忘れてはいけない・・・

そして1日1日を無駄にしないで生きよう・・・

だって・・・

オレが生きてるこの時間は・・・

少しでも長く生きたいと思っていても・・・

無念の中死んでしまった人が・・・

・・・心から欲した時間・・・

なのかもしれないのだ・・・

あいつが・・・

何かを伝える為に・・・

たった10分でも長く・・・

生きていられたら・・・

これからの事を伝えることが出来たかもしれない・・・

大事な時間だっただろう・・・


オレはまだ・・・

勇一に・・・

心からアリガトウと言えないままだ・・・

今でも家の玄関を開けると・・・

・・・暇だから遊びに来たっ!!!・・・

ニコニコしながら勇一が立ってるような気がする・・・




完・・・